けーすけ

事故物件 恐い間取りのけーすけのレビュー・感想・評価

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)
2.8
売れない芸人コンビ“ジョナサンズ”を組んでいた山野ヤマメ(亀梨和也)と中井大佐(瀬戸康史)であったが、売れない状況から解散してしまった。中井は放送作家となり、残されたヤマメは途方に暮れる事に。そんな時、ある番組プロデューサーから「事故物件に住んでみろ」と企画を無茶ぶりされる。紹介された部屋に恐る恐る住み始めたヤマメだったが、不可解な事が起こり始め・・・





実際に事故物件を転々として住んでいる松原タニシの原作となる映画。
夏の夜に涼しくなるかな~と思って観てみました(評価が芳しくないのは目にしていた)。
ビビらせはそこそこにあるものの、ある程度予想できるのでそこまで驚かされる事はなかったです。血等のホラー描写もありますがそれほどキツくはないかと。


物語はヤマメと元相方の中井、そして2人のコンビのずっとファンだったという梓(奈緒)を中心に描かれ、女性が殺されたらしいマンションや、殺人、首つり、恋人同士の無理心中物件など4件の部屋エピソードで進みます。

基本的にただ住んで、何か変わった事象が起きるのかどうかという企画ものなのでストーリーとしては平坦。


それなりに不可解な事が起こる中、梓が“幽霊などが見える人”というご都合の良い設定もあり、ヤマメとの距離も接近。心霊現象とかも気になるんだけど「早く二人付き合っちゃえよ…!」と、そっちが気になって仕方なかった。
何か恐ろしい事があったであろう事故物件のお風呂場での「床ドン急接近」にはドキドキしちゃった。あれ?ホラー映画だよね?これ。


事故物件を紹介する不動産屋の担当・横水を江口のりこが演じているのですが「先月女性がドアノブで首つり。新鮮な事故物件よ~」とノリノリで爆笑。


4件目に住んだ部屋で起きる怪奇現象はもはやギャグ。それまでの描写は何だったんだってくらいにぶっ飛んでいた…。一応ホラーなんだろうけど、コレジャナイ感が。

まあ、亀梨和也の少し野暮ったい雰囲気はハマっており、奈緒も可愛らしいのでそこは満足。


怖がらせたいのか、笑わせたいのかなんとも分からない不思議な映画でしたが、笑えたので僕は少し寿命が延びた気がします。LOVE LOVE 愛してる!


2021/08/07(土) TSUTAYA DISCAS定額レンタルにて鑑賞。
[2021-066]
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