このレビューはネタバレを含みます
確かに終盤まではかなり退屈な時間も多い。
でも、是非刮目してラストバトルを見てほしい。
売れない芸人がブレイク目指して事故物件に住むことになる話。オムニバス形式で4軒の事故物件を移り住んでいく。
主な登場人物→ジョナサンズ(ヤマメ(亀梨)、瀬戸康史(元相方))、梓(コンビの追っかけ後スタイリスト)
事故物件＋恋愛。
霊感ある梓。恐怖の仕方が口ガバァってしてて真似したくなる。
1軒目でガクガク震えちゃう程に恐怖した経緯があるのに2軒目もひょっこり来て洗面台で溺れかける。3軒目でおかしくなって首吊りしようとしてたヤマメを、チャイム鳴らして助けることが出来た梓。恐怖MAXの中、次の瞬間2人でリビング行ってるやんけ！！どんな度胸？あんなガクブルを経験するかもしれないのに絶対訪問する梓。散々怖い目に合いながらヤマメ宅にお邪魔し続けるけど、ヤマメの魅力が視聴者側に伝わってこないからそこまでする熱心さの理由が弱いのよ。愛で何でも乗り越えて行けるの？もう途中から梓来訪だけで笑う。その後売れて東京に行ったヤマメ。4軒目にも当然梓出現！梓はいつだって最高のタイミングでピンポン押せちゃう。住所知ってたの？
亀梨の関西弁が不自然で最初から観る気が飽和していく。笑うと寿命が伸びる以外、記憶にほぼ無い。瀬戸康史の両親が事故にあったりしたから亀梨がもう辞めろと咎められるシーン。梓にも何か起こるかも…と言われた途端の｢縁起でもないこと言うんじゃねぇよ｣どデカボイスも笑いどころ。終盤の｢俺はなんてことを！｣声でアホほど笑った。何回みても腑抜け声で笑える。
ラストバトルシーン。1軒目から、黒いモヤに始まり(油女シノ)黒いフード男が亀梨を見つめている。死神っぽい。4軒目の霊グリーティングはアッサリ御守りでお祓い。その後に襲いかかる死神。亀梨と梓ピンチの時、瀬戸康史が駆けつける！清酒効かない、御札効かない、だがロング線香の火花吹きかけるのが効く！！！！瀬戸康史が線香フゥフゥするシーン長くてかわいいね。死神、無表情じゃん…でもめっちゃ仰け反ってる！両手で必死に防ぎつつも、クールぶりつつも、無表情でめっちゃ仰け反ってる！！効いてる効いてる！！死神の周りぐるりと回るカメラワークで仰け反りがよりしっかり見えて、腹抱えて笑う。でも死神も負けてられないから火花吹き返して反撃！そしたら最初に出てきたネタで使った傘で亀梨たちバリアー！クソみたいな伏線で死神に跳ね返っていく火花！また仰け反る死神！！
怒涛のラストは一見の価値あり。白石監督が楽しめる人はきっと楽しめる気がする。これは盛大なコントムービーだったんだなぁ。ご飯見ながらとか、期待しないで観たら意外と怖い…と楽しめそう。
