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勝手に逃げろ/人生のchiyoのレビュー・感想・評価

勝手に逃げろ/人生(1980年製作の映画)
3.5
2023/9/25
ゴダール監督の商業映画復帰作で、“第二の処女作”と呼ばれる作品。登場する男性の名前がゴダールな上に、同性愛者のホテルマンに迫られるというコミカルな始まり方。尻への執着はこのシーンだけでなく、折々で尻が登場する。中でもインパクトが強いのが、後半で登場するイザベル・ユペール演じる娼婦イザベル。勝手に客を取った罰として社長に尻を叩かれ、客の元に行くと合計4人での尻が絡む謎プレイ。後者はバカバカしさの極みだけれど、妙に面白くて笑ってしまう。そして、ラストの唐突さに軽く唖然としたものの、その後の元妻と娘の行動にもっと唖然とした。何はともあれ、イザベル・ユペールとナタリー・バイが可愛らしく、マルグリット・デュラスが本人役で出演していたことに驚いた。
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