MayumiM

ザ・ラスト・ソルジャー 砲兵部隊・最後の英雄のMayumiMのレビュー・感想・評価

3.0
同じ名前を冠しながらも王国だ帝国だ公国だと国号が目まぐるしく変わり続けたのちに、オスマン帝国に勝利して領土を拡大したというのがWW1までのセルビア。
そんな下地を経て連合国として挑んだWW1だったけど……敵の姿があまり描写されなかったがゆえに「君達は一体ナニモノと戦ってるんだ」と思わずにはいられなかった、というのが正直なトコロ。確かに、台詞の中ではっきりオーストリア軍と云ってたし、古式ゆかしいうえにカモフラージュには程遠いファッショナブルな軍服は見間違いようがないっちゃない代物だけど。
とはいえ、そんなナニモノ感が国や時代を超えて語り掛けるナニガシカになっており、戦争というものに対する永遠の疑問を突き付けているような気がするそんな一作。

ともあれ、いい上官に巡り合うことが生き延びる術だ、というコトは直球で理解した。
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