負け犬チョンミ

モロッコ、彼女たちの朝の負け犬チョンミのネタバレレビュー・内容・結末

モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

まず、アラブ女性の特徴的なアイライン。
爪楊枝より粗い素材の枝で書くのですね。怖っ!!!

次に、邦題について。
原題の『アダム』だと何についての映画かわかりにくいので、邦題『モロッコ・・・』は決して秀逸ではないけど、それなりに良いのではないかと思います。

そして、未亡人アブラの元に突然現れた妊婦サミア。
サミアは明るくパン作りの才能もあって、サミアの作ったパンはアブラのパン店で売れていた様子。
サミアが居着いてから、未亡人になってから心を閉ざしていたアブラが明るくなり、娘もサミアに懐いていたようなので、女3人+1人(サミアの赤ちゃんアダム)でいつまでも楽しく暮らしましたとさ、、、、、、っと言う訳にはいかないのですね!!!モロッコと言う国は。

モロッコの未婚の母や未亡人に対する厳しさは、そこそこ解っていたつもりではありましたが、劇場で購入したパンフレットを読んで想像以上に厳しい事を知り、切なさ倍増。

スマートフォンが一切出てこず、音楽はカセットテープで聞く。
1990年代が舞台のような気もするけど、現在進行形の話なのだろうな。