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恋する遊園地のmidoredのレビュー・感想・評価

恋する遊園地(2020年製作の映画)
1.0
対物性愛者の少女が経験する世間との軋轢のお話。ファンタジーではありません。

まず対物性愛うんぬんの前に、若い女性の裸を舐めまわすように映しているのがとても気色悪い。特にオイルのシーンは異性愛男性向けのサービスにしか見えず、共感も理解もできませんでした。それに、性的少数者を差別して苦しめているお前らは下品で愚かで最悪だ、理解して受け入れろ、という内容しかないのも憂鬱でした。

それなりに丁寧には作られていますが、テーマの掘り下げも薄く、ストーリーもペラペラで、面白い要素がなさすぎます。

プロパガンダ映画としては基本がなってないとしか言いようがありません。お説教ばかりの面白くない映像では人の心は動かせません。『Summer of 85』『プロミシング・ヤング・ウーマン』くらい頑張っていただきたいものです。
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