眉毛

ポゼッサーの眉毛のレビュー・感想・評価

ポゼッサー(2020年製作の映画)
2.5
ポスターからずっと気になっていて、ずっと映画館で観ようと思ってレイトショーしてきた。

レイトショー自体にウキウキして楽しかったけど、映画自体からは何も残らなかったなぁ。
淡々と、観進めていって、よく腑に落ちないまま、終わりを迎えていた。終わりも腑に落ちなかった。

なぜエヴァのお父さんを生き残らせたのかストーリー的に不明だったな。

殺し屋の仕事、というか刺し殺す行為に取り憑かれている彼女は、それ以外のものである家族が邪魔で、排除したかったのだろうな。都合よくそれを排除できる機会を偶然手にし、そこには何の躊躇いもなかった。
彼と彼女が融合してせめぎ合っている、という意味なのだろうけど、アイデンティティがゴムのように溶けていくのを表すシーンが斬新で視覚的には面白かった。ただあんまり伝わらなかったけど…

刺し殺すシーン、死体の写真とか、かなりアップで写す癖があって、その嗜好は好き。もはや血なのか死体なのかも分からないくらいドアップなの。とても美しかった。
普通の引きアングルじゃ魅せられない。

映像美を色んなところで感じた。

音楽も4/1公開のチタンと同じ作曲家がメインだそうなのだが、低音がずっとどこかにあって、少し不気味な感じ、レイトショーにして魅力が相まってた気がする。
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