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ポゼッサーのデコのレビュー・感想・評価

ポゼッサー(2020年製作の映画)
4.7
クローネンバーグの息子といえば、アンチヴァイラルをかなり前に観たなあ〜という遠い記憶。
今作は2作目だそうだが、いや〜フェチ感というか趣味全開で良いです。


まず謎組織の美術センスとアンドレアライズボローのお顔がもう良いし、ブスーーーと首元に刺されるナイフにゴボリと溢れ出る血の美しさ。
そこからの滅多刺しへのシークエンス。

ソファからずり落ちそうになりながら観てたが、思わずシャキッと背を伸ばしてこれは本腰入れて見直した訳だ。
そこからは遮光カーテン閉めてヘッドフォンしっかりの本気鑑賞。
異性の体に入ったらそうだよね、確認するよねの股間チェック(性的な意味でなく、排泄するじゃん?ね?)も良い。

銃を使うのかな、と思いきや、
細い棒で顔面滅多に打ちからのデカイ包丁でザクザクしたりと残虐描写が素晴らしいし、精神を乗っ取るところのイメージ的な描写も独特のセンスで
「オラの雰囲気で伝われ!!」っていう感じで非常に好ましい。

ラストの意地悪さも大好き。
コレで次作のアレクサンダースカルスガルドとミアゴス出演のインフィニティプールもめちゃくちゃ楽しみになったぞ〜!

しかしミアゴスもアンドレアライズボロー風味のビジュアルよね笑
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