マツモトタクシー

白い暴動のマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

白い暴動(2019年製作の映画)
3.8
 今日も休みでピーター・バラカン映画祭本人登壇ということで事前に予約
朝起きてからワクワクソワソワしていた😅💕

11時からみなみ会館で「ビリー」から鑑賞予定
それまで時間が有ったのでこの作品は日にちが合わず断念かなと思っていたらU-NEXTで発見!
ポイント使って観ることにする📺


1970年代後半のイギリスで音楽を通して人種差別撤廃を主張し続けた若者た達によるムーブメント
「ロック・アゲインスト・レイシズム」に迫ったドキュメンタリー

経済が破綻状態にあった当時のイギリスで国民の不安と不満は第2次世界大戦後に増加した移民たちへと転嫁されイギリス国民戦線を中心とする過激な排外主義運動が高まっていた
街に暴力があふれかえる中で芸術家のレッド・ソーンダズら数人の若者たちが人種差別に対してロックで対抗する組織「ロック・アゲインスト・レイシズム」RARを発足
彼らの発信するメッセージは「ザ・クラッシュ」「スティール・パルス」などのパンクやレゲエ音楽と結びつき多くの若者たちに支持されていった


ネオナチのような団体NF
頭をスキンヘッドにして集団で移民達を差別したり襲撃したり。。
以前観た「カセットテープ・ダイアリーズ」という作品の中でも移民の主人公がパキと言って侮蔑されるシーンが有ったが当時は正にそんなことが日常茶飯事だったんだと悲しくなるし警察も見て見ぬふりが多く被害者が続出していた
こんな差別的な団体を2割の人達が指示していたなんて。。
いかに当時の英国の経済が破綻していて怒りが充満していたのかがわかる😅
それに反対すべく立ち上がった団体RAR
その成り立ちや活動、差別反対コンサートを記録した作品


映画の大部分が団体の紹介や活動内容で素晴らしい活動だが演奏シーンは短くたっぷりと見たかったなというのが正直な気持ち😅
「クラッシュ」と「シャム69」のVoジミー・パーシーがコラボしたホワイト・ライオットは鳥肌物だった👍
トリはトム・ロビンソン・バント🎵