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白い暴動のandesのレビュー・感想・評価

白い暴動(2019年製作の映画)
3.7
70年代後半のパンクムーブメントと、極右政党を中心とした人種差別を扱ったドキュメント。草の根的に広がっていき、RARが最後にカーニバルとして結実するのはカタルシスがある。
排他主義と分断は未だに世界に根付く問題だが、中心人物のソーンダースが文化面と意図的に結びつけて解決策を探るのは面白い。ナショナルフロントや、ファシズムになびいたミュージシャンなど、一元的に描き過ぎな感はあるが、上映時間上まとめるためにはしょうがない。この辺はリテラシーが要るかも。
アフリカやアジア系のバンドとの交流などは、シンプルに良かった。スキンヘッズはどっち陣営なのかややこしいね。
とにかく、ラストのライブが目玉であることは間違いなく。短いながらも臨場感ある映像が残ってて良かった。
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