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白い暴動のIのレビュー・感想・評価

白い暴動(2019年製作の映画)
4.0
70年代イギリスで活動したRAR(Rock Against Racism )のドキュメンタリー。
恐慌になると差別化が悪化するのは常なのか、今の世界や日本とも被る。
他人を見下すことにより安心感を得ているなんて愚かだし、それを国のリーダーが普通にやってのけるというあり得なさそうでめちゃくちゃ現在だな、と思い、恐ろしい。
実際にRARが作成した雑誌Temporary Hordingや新聞のコラージュや写真を織り交ぜた映像で情報量が多かった。
調べながら観た為大変だったが勉強になった。
声を上げることの大切さ。そして運動と結びつく音楽、ファッション。
ナチスもファッションと音楽や映画を利用していたのは有名な話。
RARもそのデザインの良さが若者の心を掴んだ、というのは一つ。
違う点はその芸術に魂があるかどうか。
消費させない、自分達で歌う。
これを観てからClashのWhite Riotを聴くとグッと来る。
コンサートのトップバッターX-ray Spex のボーカルPoly Styreneかっこよかった。
野外コンサートシーンもっと観たかったなぁ。
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