うめ

ソフティ・イン・ケニアのうめのレビュー・感想・評価

ソフティ・イン・ケニア(2020年製作の映画)
3.8
ボニファス・ムワンギ

softie(弱虫)と呼ばれた少年は

フォトジャーナリストとなり

さらに政治の世界を目指す

アフリカで最も経済成長しながら

世界で最も腐敗した政治が行われる場所

搾取したイギリスが作った階級から始まり

違う部族は当たり前のように襲われ

子供にさえ催涙弾を打ち込む

都合の悪い人間は殺され

与党も野党も癒着し

選挙となれば公然と金をばらまく

国民は期待するのを諦め

ならばと金や物を無心する

そんな祖国ケニアを普通な国にしたいと

しかし

その道のりはあまりに遠く

脅迫状は届き

家族の安全も脅かされる

妻の悩みは深くなり

子供の自由は失われてしまう

英国の企業は相変わらず政治に干渉し

未来に伸ばした手が届くことはない

選挙当日の映像

これが現実なのかと目を疑ってしまいます




日本も他人事ではない
字面でしか知らない残酷過ぎる現状
こういう作品こそもっと知られるべきで
メディアも取り上げるべき
mark数の少なさがさびしい限り

彼等の勇気がいつか報われるますように
うめ

うめ