うーん胸糞！笑
でもリアルだし直面しなきゃいけない現実。辛いけど。しかも現実にあった事件を元にしてるのも辛い。悲しい。
こういう作品に出会うと、自分には何ができるんだろう、自分が彼らにならないようにするにはどうすればいいのか、とか不毛ながらに悩んでしまう。『フロリダプロジェクト』と同じく。
自分の力で生きることの大切さ、生きる環境の整備の大切さ、教育の大切さが痛いほどに伝わる。
家族は絶対的な「正しさ」ではないし、絶対的な存在ではない。裏切ってもいい。縁を切ってもいい。それが彼に伝わって欲しかった。
自分を蝕み、愛を与えてくれないのなら、自力で生活ができる年齢になったのなら、離れてもいいんだよ。
子どもは親の所有物ではありません。人格を否定したり、悪い意味で人生を変えてしまうような影響を与える人は自分の人生から排除していい。作品内の親子のような関係を持つ人に伝わってほしい。逃げて。離れて。
子を持てる歳になったからこそ、母親側の目線でも観れるようになったので、余計に辛くて悲しくて嫌な作品でした。でもだからこそこの作品の真意が伝わったということなので、本当に素晴らしい作品なのだと思います。嫌だけど。笑
