TAKーKUN

MOTHER マザーのTAKーKUNのレビュー・感想・評価

MOTHER マザー(2020年製作の映画)
2.5
Netflixで鑑賞
周りの評判が良かったので、かなり楽しみにしてたのですが私には全然合いませんでした。長い話だと途中で止めてみたところ、なんと半分。この後の展開にも興味が持てなかったので観るのをそこで辞めました。
まず何より、主演の長澤まさみの演技がどーにもこーにもちくはぐ。コンフィデンスマンJPのダー子のようなコメディチックな演技はピッタリくるものの、シリアスなものはダメな模様。声を張り上げるだけでセリフに心がこもってないように思えました。
同じくキーパーソンとなる阿部サダヲも、まずもってホストというのがあり得ない。地方だったらまだしも東京のホストというのが違和感有り有り。
それからの展開もどっかで見たことある、誰でも思いつきそうなエピソード。仕事も無いのにどうやって暮らしているのかも謎で、話を本物らしく見せようとする努力が全然見受けられない。音楽も無いから時間以上に長く感じた所存。
ポスターから、物語の主体は長男が成長してからだと思ってたので、何でこんなに尺を取るのか不思議でたまりません。
やっと長男が成長したと思ったら、児童相談所の職員が夏帆。またかよと思ったね。ちょっとゴリ推し過ぎない? いかにも夏帆が演じそうな役だし、阿部の暴力に怯えるところも半を押したよう。その阿部の暴力も中途半端で顔が腫れたり骨が折れたりするほどでない。「やってる」風にしか見えない。バラエティの再現ドラマじゃねえんだから。
以上のことで何もかも嘘くさくて、とてもじゃないけど物語を楽しもうという雰囲気に全然なれませんでした。同じ話でも是枝さんや黒澤清さんだったらうまく話しを運べたのかもしれん。
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