長澤まさみも阿部サダヲも上手すぎて嫌いになりそうになる程のクソ親っぷり。
しかもこれが実話をもとに作られてるなんて。
子供を物としか見ていない親と、それでも母が好きだという息子。
全く働く気０だけど色気だけは凄いから次から次へと男が寄ってくる。折角色んな大人に助けて貰ってもようやく上手くいきそうな所で母がことごとくダメにする。
挙げ句の果て、刑務所に入っても尚母を庇い続ける姿は親子愛ではなく洗脳に近いんだと思う。
『ここだと飯も食べれるし外よりは良い』
最後の周平の言葉が強烈だった。
確かに17年あんな暮らしを続けていれば刑務所の方がマシに思えてくる。
本当の事件のレビューでも見たけど懲役15年(だったかな？)という時間は母から離れ自立するのに必要な時間なのかもしれない。
あのクソ親から完全に隔離し、30歳を超える頃までに色んな本を読み、働き、いつかこの思いは間違っていたのだと気付いてほしい。
