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MOTHER マザーのshioのレビュー・感想・評価

MOTHER マザー(2020年製作の映画)
2.8
「現代のベイツモーテル」

ストーリーはヒッチコックのサイコの幼少期を描いた「ベイツモーテル」そのもの。
母親が息子の感情をコントロールし、他との交流をさせず、女性に興味を持たせない。
それでも母親の元を離れないのは母親が好きなのではなく、母親の世話をしてる自分が好きなのだ。
典型的な共依存の形。

終始胸糞シーンが続くが、この映画を「胸糞映画」と一蹴してはいけない。
自分ならどうするか?自分には何ができるのか?を考えるきっかけにしたい。

メッセージ性は強いが、この手の映画としては普通
時飛ばしを多用する割に長く感じた。

それを補えるだけの俳優陣の演技は素晴らしかった。
特に幼少期の子役の男の子の目線の演技が素晴らしかった。
長澤まさみも演技は良かったけどホームレスにしては色々綺麗すぎる。歯とか
こんな綺麗なら体売って…とか考えてしまうのは最近ウシジマ君を見たばかりなのですみません。
でもそれすらもできないのが共依存の恐ろしいところなんだなぁと思いました。
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