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83歳のやさしいスパイのharuのレビュー・感想・評価

83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)
3.4
2021/8/5 観賞。
テアトル梅田にて観賞。

83歳のセルヒオは、ある広告に目を止める。「75~85歳 募集」
それは探偵社の内偵調査員の募集で多数の応募者の中からセルヒオは受かる事に。
内偵内容は依頼者の母親が入る老人ホームで虐待、盗難があるか事実を確かめて欲しいと。
セルヒオはスパイとしてホームに潜入する・・・。


なかなか楽しめました。
とにかく、スパイ募集で集まる、お爺ちゃんが皆、スマホを扱えない😅。
定時連絡も出来ない状態。
選ばれたセルヒオも覚えるの大変。それでもメガネに仕込まれた小型カメラを持たされて潜入❗

「映画制作」として前もってカメラが入り、それとなく撮影はしている。
これって、ドキュメンタリーなんだ❗

おばあちゃん達がセルヒオを見て「素敵」とか色気立つ場面は微笑ましいです。

それでも老人ホーム。
家に帰ろうとする人。
他人の物を自分の物と思い込み持ち帰る者。

そんな人達にもセルヒオは声をかけて捜査しますが、それが「親切な紳士」と思われ人気者に😅。
 
盗難で怪しげな対象者を調べますが1m位しか距離を取らず追跡したり素人感がハンパなく観てる側がヒヤヒヤします。

セルヒオのスパイ活動を物陰から見守る感じになってしまいます😅。
 
「老人社会」を見つめる意味でもキッカケとなる良い作品だと思います。
これ「ドキュメンタリー」ではなく「物語」としても、ドタバタ・スパイ劇としても楽しくなるのでは⁉️と感じる作品でした‼️
haru

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