面白ーい!
暑さと湿気でじめっとした今とぎ、
何とも言えず、穏やかに、しかも、ピリッと辛今薬味が効いているお蕎麦を昼ごはんで頂いたような気分です。
確か、町山さんが「たまむすび」で本作を紹介されていましたね。
それを聞いた時にも、「これ、ドキュメンタリーなの?」て、思っちゃったけど、
本編観ても、同じことを思っちゃいました。
ネットで調べてみると、スパイについては一切秘密にして、あのホームに許可を得て3ヶ月撮影したそうです。
ある老人ホームに、入居者として内偵するお仕事。
冒頭の採用面接から、もう面白い。
「80〜90歳の男性」という条件に、多くのお爺ちゃんが集まってきます。
「Wi-Fiは使えますか?」という問いに対するお爺ちゃんたちの答えも微笑ましい😆
その中で採用されたのが、セルヒオさん、
ドキュメンタリーは、主に映し出される人物のお力(善も悪も)が決め手ですね!
このセルヒオさんが、いろんな面でこのお話?をぐいぐい引っ張ってくれて、魅力的なものに高めてくれました。
ある入居者の女性の様子を調べて、レポートするのがセルヒオ探偵の役目。
だから、多くの入居者と進んでコミュニケーションしなくちゃ、情報は掴めないって
ことで、とにかく、話しかける✖️22②😆
女性の気持ちを掴むのが上手いから、
さりげない優しさを発揮して、お婆ちゃんたちにモテモテのセルヒオさん!
あるお婆ちゃんは、セルヒオさんにプロポーズしたり、パーティのナンバーワン男性に選ばれたり、我が世の春!😆
セルヒオさんもまんざらじゃないって感じてまウキウキ!
恋するお婆ちゃんも花占いなんてやっちゃったり、まさに青春映画そのもの!
そんなほのぼのした中でも、老人たちの寂しい日常が浮かび上がってきます。
家族の訪問もなく、その寂しさを紛らすために、妄想や盗癖に逃げ込んでしまう老人もいます。
自分たちの親も、近い将来、施設のお世話になるでしょう。
歳をとった家族と、どう関わっていくか、
いや、自分が入る日もそんな遠くありません。
そんな自分の生活も顧みてしまう、
かなり変わったドキュメンタリーながら、
万国共通のテーマを持った映画でした。
凄く面白かったけど、
セルヒオさんも探偵として正体隠してるし
撮影もそのことを隠しているし、
この2つが分かった時、あのお婆ちゃんたちはどう思うのかな、
セルヒオさんに対して、この映画に対して
って、そこが気になって、、、
やや減点かな、、