ふわふわ

画家と泥棒のふわふわのレビュー・感想・評価

画家と泥棒(2020年製作の映画)
4.0
またAmazonで観ました。

ドキュメンタリーなんですね。
題名通り、画家と泥棒について。

自分の絵を盗まれた画家が、盗んだ泥棒と交流して絵のモデルになってもらう…
画家の女性は根っからのアーティスト。
モデルの男性は泥棒でジャンキー。

最初は「ハァ?」とち○かわのうさぎばりに疑心暗鬼でした。
だって意味わからない。
なんで泥棒なんかに興味持つ??
でもだんだん観ていくうちに引き込まれていきます。

画家とモデルはお互い観る関係。
お互いの心の深く深く奥底にある闇のような物をつかむ関係になる。
ここが面白い。

モデルをして描いているうちに泥棒が刑務所入ったりしてなんだかんだ月日が経過していく。
刑務所なのに部屋も清潔で明るくて居心地良さそう。そりゃ外出たくないよ。
ノルウェーの闇をみた。

ドキュメンタリーといいつつなんか不自然なところもあり、今いち納得できない部分がありました。だけど泥棒の涙は嘘偽りのない本物だった……
あれは演技ではできない!

アーティストって業が深い。
あんなにアーティスト気質の人間を初めて見た気がする。
奇跡のような映画だった。
地味だけど凄くおすすめです。
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