おこのみやき

画家と泥棒のおこのみやきのレビュー・感想・評価

画家と泥棒(2020年製作の映画)
4.2
倫理と好奇心の葛藤に苦しみながら絵を描き続ける画家と、絵を愛する純粋な心と衝動的で抑えられない精神を持ち合わせた泥棒。

彼らは互いを完全に理解し合あうことはできないが、根底の部分で共鳴し合っていた。

撮影者の視線が徹底的に消され、自然にバルボラとベルティルの視線から出来事を語っている。
そういう意味ではフィクション感が強いが、ドキュメンタリーとしての力強さは残っている。