全く期待していなかったのだがなかなかよかった
ラスト少し泣いてしまった
また、実話だというのもすごい
どこまで実話なのかは不明だが
主人公のジャンは幼い頃から動物が好きだったんだろうな
しかし、若く結婚して30年
娯楽が何もなさそうなウェールズの田舎村で朝は早くからスーパー、夜はバーでパート
おまけにすぐ近くに住む実家の両親の介護もある
そんな冴えない毎日から救ってくれたのが競走馬
たしかに競走馬を育てたのはジャン夫婦だし、支えたのも村の人達
しかし、ジャンの競走馬を育てたい！という強い思いと意志があったからこそだと思う
ストーリー展開はベタで先が丸わかりなのだが、それでも鑑賞後はほんわか優しい気持ちになれるし夢を持つことはいいことだと再確認させてくれた
夢を持ち、叶わなかったり破れたり、後ろ指さされたりすることもある
でも、いいじゃないか
夢を持ち、挑戦したことに意味があるのだから
作中、ジャンのセリフが忘れられない
『朝起きた時にワクワクしたものが欲しい
何かを変えてくれるんじゃないかというもの』
多少違うだが、内容はこんな感じだったはず
このセリフを聞いてハッとしました
何もない毎日も良い
けれども、その何も起きない毎日がつまらなく人生何も楽しみがないのなら、ジャンの言う通り、朝目覚めて何かを変えてくれるんじゃないかと思うものを探求するのも良いことなんじゃないかと
と、ここまで肯定的な事を記しましたが、実は自分は競馬自体は否定的です
馬を走らせ、それでお金を賭ける
動物が大好きなのでその競技自体に疑問を感じます
なぜ、馬？
そして1番許せないのはなぜ、安楽死させるのか？
たしかに馬の骨折は致命的なのはわかる
だったらそもそも骨折リスクがある競馬なんて廃止してしまえばいいのにとも思います
人間の勝手で競走馬にさせられ、人間のエゴで走らせられるが骨折すると安楽死
絶対許せません
