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サンドラの小さな家のIのレビュー・感想・評価

サンドラの小さな家(2020年製作の映画)
3.0
住む所がないなら自分たちで建てちゃおうという発想が良い。
裁判で冷静に対処した方が有利であろう場面に主人公は思い切り感情的になり、裁判官にとめられ、1度休憩を挟んだ後も、懲りずに怒り狂う。実際にはあれをやったら不利になるような行動だと思うけど、自分の正当性を信じ、あえてそれをやりきる姿を描いたことは、時折男性が女性をヒステリックだと揶揄する態度に強く反発する意思を感じた。知らずうちに男性主体のコミュニケーションに引きずられて苦しい思いをすることが少なくないのでスカッとする。
『マンマ・ミーア! 』の監督ということで、今作もドラマティックでポップな音楽の使い方をしていたけど、作風とテンション合わなくて興ざめしてしまった。
良くも悪くも演劇的な主観的要素の強い作風だった。
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