JTKの映画メモ

ホース・ガールのJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

ホース・ガール(2020年製作の映画)
3.2
Netflixオリジナル作品は劇場公開のものと引けを取らない傑作もあればトンデモなものもある。
今作はとんだトンデモ映画。いい意味で。
一言で言うと精神疾患者(昔でいうところの気違い)の視点で描かれた作品。なので妄想は日常で、主人公の女性は自分のことを祖母のクローンだと思い込んでいるし、時には宇宙人に拐われたりする。
有り体の作品であれば、ホラーなりサスペンスなりに仕上げたものを、この作品はあっち側へ行っちゃった人を肯定的に捉えているというか、ファンタジー風味に寄せてて、その切り口は斬新ですらあった。
こういったヘンテコな作品が創れてしまうのは、Netflixオリジナル作品の視聴率が創り手にどれだけ還元される仕組みか知らないが、やはりサブスク故のことかしらん。
ぼちぼち面白かった。