かわとも

ナイトメア・アリーのかわとものネタバレレビュー・内容・結末

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

ことを成し終えた男が辿り着いたカーニヴァル。そうです。人が人でなくなるとも言える。その場は異世界になるとも言える。カーニヴァルの住人は違うところで生きているけれども、その世界に一歩踏み入れたら、そこでどう生きていくか。
彼が何になっていくのかって、伏線はたくさんある。それが予言のように成就されてしまうのかは、彼の選択次第。
モリーを泣かしたら許さない。
男は勘違いをしてしまう。
絶対。
などなど…。散りばめられた言葉が響かなくなる時。
博士にしてやられたと思わないのか?慢心の恐ろしさ。うーん。嫌いじゃないダークな感じ。欲を言えば、もっと雁字搦めだったっていう方が良かったなぁ。

どんどん欲望丸出しになっていくスタンをブラッドリーが素敵に演じてます。ウィレム、ロンは安定だけどやっぱりいい!なにより、女優陣の良さに痺れます。トニの妖しくも気さくで捌けた女性、何かを胎に持っているだろうけどのジーナ。ルーニーは清純派でも言いなりではないわたしになろうとしてるモリー。ケイトの底知れないものを持ち、感じさせずに手に落とす博士。
はぁー、素敵な女たちでした。
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