MidoriK

ナイトメア・アリーのMidoriKのネタバレレビュー・内容・結末

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

藤子不二雄Aの訃報に触れた後に観たからなのか、ラストのくだりは笑ゥせぇるすまんみたいだなと思った。

ブラッドリー・クーパー、大きい体格に高い鼻、甘い目が凄くかっこいいのに、どうも胡散臭く見えるのはある意味才能なのかもしれない。
特に後半のヒゲは本当に胡散臭い。

いつまでもあどけなさを残すルーニー・マーラも凄い。陶器のような白い肌に黒髪がとても美しい。

見世物小屋から始まった2人のラブストーリーで終わるのかと思いきや、後半のケイト・ブランシェットが毒々しい雰囲気を連れてきてしまった。

あの目つきに赤い口紅、長い手足、ウェーブのかかった金髪。
彼女は一筋縄ではいきませんでしたね。

時代は1940年代で、当時の服装が凄く好きなので眼福でした。
男性陣のスーツも、女性陣の服装もとても綺麗でした。
トニコレット演じるジーナの服装も好きだった。


ウィレム・デフォーが語った時点で何となく伏線はあったんでしょうが、最後自分がギークになるとは…
喪黒福造みたいにどーん!としたのはリリス博士だったのか、それともあのエノクだったのか。


終盤でスタンが父親をどう殺したのか描かれていましたが、自分の手を汚さずに死なせたという狡さがあった時点で、スタンの結末が決まっていたのかもしれません。
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