怪獣オタクが本当の怪物は人間の心の中にあるのだよ。
と、大人びたことを言いたいだけの映画。
ロボットと怪獣が暴れるよりは、クラシックなフィルム・ノワール調にしたほうがアダルトでしょって、言いたいだけの映画。
デル・トモさん渋くて大人ね～、って言われたい所が子供っぽい❤
父を殺し母と近親相姦という、初期の精神分析に基づいた古い小説をそのまま映画化しているので、大変クラシック。
いまどき流行らんネタ。欠伸が出るのが自然な反応。
自立を求め、父親や父親代わりの人物を何度も殺していく。
しかし、結局は母親役には頭が上がらない。「坊やだからさ」
金を騙すことは出来ても、本当の安らぎや愛を得ることは出来なかった。
バッドエンドに見えるが、実はハッピーエンド。
彼はああなることで、やっと本当の安らぎを得ることができたのだ。
何より怪獣オタクのデル・トモにとっては、あの終わりこそ希望。
何しろ、そうなりたい人なのだから。
