とりあえず、めちゃめちゃ面白かった!
もっとホラーっぽい話なのかなと思ったら全然違って、心理ゲームの仕掛け合いみたいな、ヒリヒリとした話だった。
映像がめちゃめちゃきれいで、それだけで見惚れた。
タイトルのナイトメアアリーとは、悪魔の小路と訳す。
つまり、悪魔しか住み着かないような場所、転じて犯罪の巣窟みたいな意味。
大きなテーマは因果応報や、人間が自分を過信することの愚かさの話。
飼いならそうとした人が、誰かに飼いならされたり。
支配したとおもったら、実は支配されてたり。
嘘をついたツケは必ずやってくるはずなのに、そのことを簡単に忘れようとする愚かさ。
そもそも他人はコントロールできないのに、それでもなお関わりにいこうとして自らを破滅へと導く人間の哀しさみたいなものを感じた映画だった。