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ナイトメア・アリーのmanaのレビュー・感想・評価

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)
4.3
心理学者の「愛してる」のシーン、主人公がいつもその言葉で妻を騙してるからこそ、自分が騙されていたことが一瞬でわかっちゃうのが超皮肉効いてて良かった。

金ばっか考えてる人ってどんなに人の心が読めて騙せても、金モードじゃない時に人からどう思われるのか全く考えられなかったり、金が絡まない時にどうしても塞ぎきれない穴があっていつか崩壊するんだなーて思いました。

心理学者いかにも怪しいのに何で手組むのって思ったけど、主人公みたいなめちゃくちゃ人の心が読めるタイプにとってはいかにも信用できる白みたいな人の方が怪しく思えて、心理学者みたいにあらかじめ黒で主人公寄りの人に自分の味方って言われた方が信用できちゃうのはなんか凄いわかる。

けど完全に騙せてたのに「愛してる」なんて詐欺師の典型的な嘘を詐欺師に言っちゃったの残念すぎる。そのシーンは皮肉効いてる意味では好きだけど、そこで2人とも愚かだなーてなっちゃった。
金が目的であってもなくても悪意で騙す人間は愚かだといいう映画だった
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