あるぱか2世

ナイトメア・アリーのあるぱか2世のレビュー・感想・評価

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)
4.0
ようこそ、悪夢小路へ。

いわば「逆グレイテスト・ショーマン」といったような映画。
デルトロ監督らしくダークでバイオレンスな物語。クリーチャーはごく一部の例外を除き登場しないけれど、まるで人間こそが一番のクリーチャーであるかのように思えてくる。

落語の怪談噺にでもありそうな、運命論的な物語も個人的には好みだった。
屈指の演技巧者たちの競演が本当におみごとで、なかでも狂気を秘めた主人公を演じきったブラッドリー・クーパーが素晴らしい。

ただ、前段にあたるカーニバルでの描写がなかなかに冗長だったと思う。この内容だったらあと15分は短くても良かったかな…。
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