たかしんぐ

マーベルズのたかしんぐのレビュー・感想・評価

マーベルズ(2023年製作の映画)
5.0
MCU作品の最新作かつ、『キャプテン・マーベル』の続編に当たる作品。
個人的にはとても楽しめた!

とある日、キャプテン・マーベルと彼女を家族のように慕うモニカ・ランボー、そしてキャプテン・マーベルのオタクであるカマラ・カーンが突如として入れ替わる現象が発生する。
時を同じくして、キャプテン・マーベルとある因縁があるダー・ベンが彼女の前に現れる。その目的は彼女の救ってきた星を滅ぼすことだった。
キャプテン・マーベル、モニカ・ランボー、カマラ・カーンはチームを組んでダー・ベンを倒すことができるのか?

まず前作『キャプテン・マーベル』を観ておいた方が良いかと言われると、観ることができればベスト。劇中の設定や流れをより把握できるはず。
『ワンダ・ヴィジョン』は観なくても良い。観ておくとなぜモニカ・ランボーが宇宙にいるのか?がわかったり、そもそもモニカ・ランボーがヒーローになる瞬間に立ち会える。
『ミズ・マーベル』については観ておくとグッド。劇中の設定や特にカマラ・カーンの家族との関係性がわかっているとより楽しめるはず。

さて、1時間45分のコンパクトにまとまった作品ながら、それぞれのキャラクターをしっかり描いていて、改めて3人のことが好きになれた。
特にチームの連携を強化するために特訓をするのだが、そのシーンがとても愛おしく、尊い。
3人は役に入っていながら、素の表情もちらほら見えて、まるで3姉妹のよう。実際に各シーンではそれぞれがチームを支える良いチームワークを見せていた。

また、ストーリーとしてもうまくまとまっていて、メッセージ性やド直球な時事問題を題材にしていたりとポスターイメージなどからポップな印象もあったが、非常に良いと思った。

MCU作品では珍しい3分割の見せ方の演出や、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとはまた違うチームアクションも堪能できるものだった。特にドラマ版の「ミズ・マーベル」のラストから始まる演出やアメコミ風のアニメーションを引き続き採用したりする部分はとても良かった。

総じて、個人的には満点を付けたい。
ネタバレは避けるが、ラストのシーンは観た人が驚くものがあったり、作品としても良くできていると感じている。

まだまだ語り足りないが、シリーズの中でもベスト作品と言えるものになっていたと感じた。
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