HAYATO

マーベルズのHAYATOのネタバレレビュー・内容・結末

マーベルズ(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

2023年422本目
Higher, Further, Faster!
猫ちゃん大活躍ムービー
今日は、本作の公開もあり、ディズニー+では『ロキ』シーズン2最終回の配信もあり、金ローでは『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の放送もあるという、MARVELファンにとっては忙しい1日。
本作は『ミズ・マーベル』のラストから直結する物語であり、キャロル、モニカ、カマラの3人が同時に能力を使うとそれぞれのいる場所が入れ替わってしまうという謎の事態についての真相が明かされる。
個人的に『シークレット・インベージョン』がものすごくつまらなかったので、本作に対する不安が大きかったけど、蓋を開けてみたらとても楽しかった。
集合作品にも関わらず、1時間45分というMCU映画史上最短の時間でまとめ上げたニア・ダコスタ監督の手腕はお見事。
『キャプテン・マーベル』や『ミズ・マーベル』の物語を踏まえると、モニカとカマラが、キャロルと共闘しているのがエモすぎます。
特に、ドラマを経てカマラはキャロルにどれだけ憧れているのか知ったからこそ、推しに会えて喜ぶ姿を見て微笑ましい気持ちになった。
即席でチームを組むことになった3人が仲を深めていく過程が楽しく、それぞれのキャラクターの魅力が存分に活かされている。
チート級の強さゆえに、今何してるんだ?と度々疑問に思われていたキャロルが、ピンチに不在がちだった理由を明かすシーンが良かった。
ハリウッドデビューを飾ったパク・ソジュンは魅力的な”バイリンガル”を演じていて、彼が住む惑星・アラドナはMCU作品に出てきた星のなかで1番行ってみたいかもしれない。
MCU1作目『アイアンマン』での、フューリーがスタークをアベンジャーズに勧誘する場面をオマージュしたシーンはとても感慨深かったし、ヤング・アベンジャーズの結成が非常に楽しみになる。
ここ最近のMCUはバラバラ感が強かったので、ヴァルキリーのシーンも含めて、世界の繋がりを感じさせる演出をしてくれたのはとても嬉しかった。
ついにMCU版『X-MEN』が本格的に動き出したことを示唆するポストクレジットシーンは、最高潮に興奮してしまった。
ストライキが終結したそうなので、今後のMCU作品の製作が円滑に進むことを祈ります。
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