このレビューはネタバレを含みます
酷評します。厄介オタクが愚痴を吐露するだけなので読んでも不愉快だし時間の無駄です。
総合的にとうとう集合作品への期待も絶たれたなと絶望しています。毎回観賞後はパンフレットを買っていますが、もう買わなくていいかなと思ったのは初めてです。（買ってはいる）
他作品キャラのサプライズ登場にもあまり驚かなくなりましたし、それを要に続けるようなら僕はMCU追わなくていいかなと思ってます。
もっと単体作品で満足させてください。
集合作品としてはフェイズ4で初めて？予告や最近の作品の感覚からあまり期待はせず観にいきましたが案の定と言った感じ。
期待していた要素が多数含まれていた今作(X-MENの本格登場、複数作のヒーロー邂逅、ヤングアベンジャーズ 始動、無双でお馴染みのキャプテンマーベル)ですが、あらゆる要素が中途半端に介在していてとても散らかってる印象でした。
まず、コミカルに振り切った作風には好感を持ててとてもいいのですが、ヒーローが集結する動機となりうるレベルのそれなりのシリアスさも必要だったかなと思います。確かに昨今はインフレが進み銀河レベルで強いキャラにはそれが映えるような強さや規模のヴィランが据えられていますので、ロキやサノスのような集結したメンツで倒せるのか？と心配になるような単純な強キャラを持ってくるのはなかなか難しいと思います。確実に今回のキャロルは加減していましたし、3人がかりでこんなに苦戦するのか？というような無理してるヴィランに見えました。
コミカル要素を挙げるならば、わざわざそれを入れるなら他の大事な部分を削ぐなよと思えてしまうものが少々あります。ミュージカル惑星は絶対いらないと思いますし、フラーケン軍団の大量捕食シーンも絶対要らなかったと思います。必要なのは分かりますが、ヒーローがソード職員を襲う構図は分かっていても不愉快でした（泣きながら安全だから！と叫ぶなら、まずカマラの家族食わせろよって思ってました）。コメディ描写に関しては、只自分のツボにはハマらなかっただけども取れるかもしれませんが、物語内でもっと機能的に見せることは出来なかったのかなとあまりにも表面的に見えました。
3人の関係にもう少しスポットを置いて描いて欲しかったです。
ニックフューリーが完全に猫好き老人と化しててとても悲しかったです。シークレットインベージョンでもあまり良い活躍をしたようには感じられなかったので、本人も諦めていよいよ老後に向けて引退の準備でもしているのかなと感じました。
最悪なのは最終盤の展開です。異空間に取り残されるモニカに対して、時空の扉が閉じたから諦めてカマラと泣き出すキャロル。その後どうにかしてモニカを助けるために奔走するわけでもない、なんなら自分のいざこざに巻き込んでおいて深く後悔するわけでもない。クリーの太陽もパッと直して終わり。それできるならモニカああならんかったやろと思えるくらいあっさり解決。その後はカーン家の引っ越しを手伝い、モニカとジェット機で遊び、モニカの帰りも願望レベルでいつか帰ってきほしいね〜程度でその程度なのかと思ってしまいました。
全体的にランボー親子の扱いに納得いかなかったです。ポスクレの描写はビーストが出てきて驚きはしました。ただ、あいつをマリアの役者にやらせる必要はなかったと思います。母親の死に目に会えず、孤独に死なせてしまったことにずっと後悔を抱いていて、ようやくキャロルとの間にあった溝を解消したにもかかわらず、劇中必要だからとモニカの掘り起こされたくない過去を不躾に漁り散らかされたりモニカ可哀想ですよね本当に。ドクスト2でマリアが出てきた時も同じようなモヤモヤがありましたが、相棒や大切な人の死がヒーローに与える影響はもっと深刻であるべきと思いますし、何度も生き返ったりするのはその死が安っぽくなりますよね。
フューリーもキャロルもマリアの墓参りくらいはするべきだと思います。
もっと言いたいことありますが、やめておきます
スコア2はケイトとフラーケンが可愛かったからです
