このレビューはネタバレを含みます
キャロルとカマラとモニカ、しばらく単独作が続いていたMCUでようやくヒーローが揃い始めた作品。
キャプテンマーベルの圧倒的なパワーは健在で、それに加えキャロルダンヴァースとしての葛藤など新たな魅力も見えた作品でした。
3人が能力使用ごとに入れ替わるというのが本作の仕掛けでしたが、序盤の全く異なる場所でばたばたと入れ替わりながら戦うのが一番面白かったです。3人が共に行動し出してからはそんなに活かしきれてなかったかなという印象でした。
少しぎくしゃくしているキャロルとモニカの間でカマラが(カマラ一家も含めて)良い清涼剤でした。カマラの家族がドラマを経てカマラのヒーロー活動に一定の理解を示してくれているのが良かったです。
グースたちにSABER職員が次々飲み込まれるシーンはさながらモンスターパニック映画のようで、しかし実際には救出の手段という奇妙なシーンで面白かったです。
X-men世界との繋がりやカマラ主導による新たなチーム結成への布石で今後のMCUもまた楽しみになりました。
特にケイトビショップはホークアイのドラマで観て再登場を心待ちにしていたので、ラストの登場は嬉しかったです。
