速く、遠く、高く。
多少ネタバレ含みます。
ひさしぶりにスカッと爽快なマーベル映画でした。
ドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」「ミズマーベル」を見ていなくてもだいたいわかる作りになってるけど、見てるともっと楽しめる。
キャプマファンのカマラと、キャロルの親友の娘モニカとのトリオチームのアクションが熱い。
大作映画は常に新しいものを見せていかないと飽きられるものなので、ただ強いヒーローが戦うだけじゃダメだと思ってるけど、今回は3人がスイッチしながら戦うというのが面白かった。マーベル映画はいくらでもそういう要素を持ち込めるのがズルいよね。
音楽もよかった。
序盤のスイッチング戦闘シーンでのSkrillexのRATATA、超アガる。
トレーラーと中盤のスイッチの練習時に流れるBeastieBoysのIntergalactic、かっこよすぎる。
(高校生の頃だったか、テレビでこの曲を知って衝撃すぎてチャリで3キロ先のレコードショップに走ってハローナスティを買った思い出…)
キャロル・ダンバース
これまでは超強いヒーローという印象だけだったけど、私生活や苦悩といった人間らしさが垣間見れたのが良かった。
モニカ・ランボー
ワンダの魔法の壁に触れただけなのに何故こんなパワーを身に着けたのかは結局謎。作中では最後まで名前は出てこなかったけど、彼女のヒーローネームはフォトン。
カマラ・カーン
彼女の声が好きで、グースの触手みてオーマイガー!と叫ぶ声も好きなんだけど、ムスリムってオーマイガーって言うのかな。まあ同じ神だからいいのか。
グース
カマラ母の「太り過ぎ」発言から、あの卵はなんとなくフラーケンの卵なんだろうと予想はできた。子猫達(フラーキトゥン)可愛い。
ヤン王子
突然のミュージカル惑星の王子がまさかのパク・ソジュン。てっきり彼はアマデウス・チョ役だと思っていたので少しがっかりもあるが、かっこいいのでヨシ。
ヴァルキリー
君が黒スーツでかっこよく現れるとそれはもうMIBなんよ。
ダー・ベン
クリー人のリーダーで今回のヴィラン。個人的にはあんまり魅力的な敵ではなかったけど、魅力的過ぎれば主役の3人が霞むのでこのくらいで良かったのかも。
映画の最後ではカマラがケイトビショップを勧誘するシーンで締めくくられる。キャシーラングも誘うと言っていたのでこれはヤング・アベンジャーズ結成と見て間違いないだろうけど、それだけにやっぱりアマデウス・チョ役がパク・ソジュンじゃないのが惜しまれる。キッドロキやアメリカチャベスも加わって、ヤングアベンジャーズVSサンダーボルツとか想像すると胸熱です。
ミッドクレジットでモニカが飛ばされた別アースはX-メンの世界だったけど、ビースト役はニコラス・ホルトじゃなくてケルシー・グラマー!
カマラもミュータント設定らしいので、どんどんXメンが現実的になってきたな。