すごく微妙。
というのもキャプテンマーベルという
キャラクターが強すぎて話の作りようがない。
冒頭に彼女を弱体化させるために
キャプテンランボー、ミズマーベルと
入れ替わる現象が付与されるのだが
一瞬でそれを克服してしまうので
負け要素どころか苦戦要素すらない。
これはヒーロー映画としてはかなり苦しい。
さらにヴィランに魅力がないのも辛い。
前作「キャプテンマーベル」と同様に
対ヴィランでは話が成り立たないからか
MCU群の中でも割と内省的な作りだと感じる。
(「エターナルズ」ほどではないにしろ)
ヴィランは主人公の内省のための存在であり
ヴィラン自体の見せ場は乏しい。
前述の入れ替わりという現象による
ぐちゃぐちゃなトラブルであったり
逆に活かしたアクションは見応えあるし
何より3人の修行パートが一番キュート。
その他にも憧れのキャプテンマーベルに出会って
ウキウキのカマラカーンであったり
ノリノリでダンスするキャプテンマーベルなど
3人の珍道中ロードムービー的に面白いけど
それでいいのかマーベルズ。
それでいいかもマーベルズ…
ポストクレジット・ミッドクレジットは
至近のシリーズの中では最高に興奮した。