社会のダストダス

マーベルズの社会のダストダスのレビュー・感想・評価

マーベルズ(2023年製作の映画)
3.3
はわわ♡猫ちゃん可愛いでちゅね~😻
飲み込んだものはどこに行ってるんでちゅかね~🐙
もふもふでとっても癒されまちゅね~🤤



(猫を吸い終わって)

ハリウッドのストライキがあったり、ディズニーのWoke路線まっしぐらに疲れを感じたり、批評家レビューの公開が直前まで禁止されたり、ボックスオフィス予想がかなり悲惨だったりと何かと不穏な空気を感じていたMCU最新作。

蓋を開けてみれば思ったよりはまともな映画だった。というより、普通に前作と同じくらいは良かったんじゃないかと思ってる。

ちなみに私は前作『キャプテン・マーベル』を含む劇場公開用MCU作品は全作品鑑賞済みなものの、ディズニー+には入っていないためそれ以外は全くのノータッチ。一定数はいる客層のはずなので、ひとつのケースモデルの感想だと思っていただければ。

まず、キャプマことキャロル・ダンバース(ブリー・ラーソン)は当然知ってる。エンドゲームでは髪切ってたけどやっぱロン毛のほうがブリー・ラーソンは似合う、逆にソーはクリヘム的には短髪にした方が格好良いと思う。流石にオスカー女優だけあってドラマパートの存在感は安定してる。

つぎに、ミズ・マーベルことカマラ・カーン(イマン・ヴェラーニ)、ドラマ未見なので初めましてだけど、色んなところで顔は目にするし、ゲームの『アベンジャーズ』を少し前にやっていたのでキャラクターとしては認知している。大体予想はしてたけど彼女とその一家が本作のコメディリリーフを担う。

そしてモニカ・ランボー(テヨナ・パリス)、まったくの初見…と思われたが、前作『キャプテン・マーベル』に出ていた友人の子供が成長した姿との事…らしい、今の女優さんになってからの初出は『ワンダ・ヴィジョン』…らしい。なるほどー…

見所は何と言ってもブリー・ラーソンお姉様のパツパツのボディスーツと、グースともふもふなニャンコ😻達の比類なき尊さでしょう!

たぶんMCU作品史上最もコンパクトにまとまった上映時間でテンポがよく登場人物のやり取りは楽しい。ただし、その弊害なのか、演出の影響なのか、本来なら最強無敵のキャプマのスペックが発揮されないからか、戦闘シーンに驚くほど惹きがない。3人がスイッチしながら戦うのは中盤のお笑い混じりの戦闘では面白いのだけど、クライマックスのシリアスな戦闘では治って欲しかった。でも3人の特訓シーン、特に縄跳びは何を鍛えているのか分からなくて好き。

作品単体としては良かったのだけど、どうしてこれを『アントマン&ワスプ:クアントマニア』でやらなかったのだろう、マイケル・ペーニャを追加してくれても良かったじゃんという、今更ながらに沸き立つ疑問も出た。逆にポスト:キャプテン・アメリカ、アイアンマンを期待されるキャプテン・マーベルはクアントマニアみたいな作品が必要じゃなかったのかなど。

とはいえ劇場作品さえ継続して観ておけば、何となくノリで楽しめるMCU作品は続いていると思います。全くのシリーズ初めましてだと少しつらいかもしれない。