新たな敵を前にキャプテン・マーベルが能力を使うと、モニカ・ランボーやカマラ・カーンと入れ替わってしまうことに。。。
強過ぎキャプテン・マーベルのストーリーを成立させる為に、能力を使うと入れ替わってしまうことと、ヴィランがキャプテン・マーベルの攻撃を吸収して強くなってしまうという二つの制約をつけたのは見事。そこからさらに前作の強い女性というテーマからだからといって一人で何でも背負うのは違うという今作のテーマにつながっていく。
絶対的な強者が良かれと思って巨悪を倒したら混乱が生じて余計に対立が泥沼化したという設定も面白い。二大宇宙人の対立とキャプテン・マーベルの関係にパレスチナとイスラエル、欧米の関係を重ねてしまう。
そしてやはり特筆すべきは主役3人の存在感。特にカマラが素晴らしい。フェミニズムなど社会的なテーマを内包しつつ、明るくかっこよく楽しいヒーロー映画になっている。
あと猫好きは必見です。
MCU健在。