ゆかちん

マーベルズのゆかちんのレビュー・感想・評価

マーベルズ(2023年製作の映画)
3.2
楽しかったし、色々と回収しながら新しい予感をさせて、MCU新章始まったな感。
だから、映画館を出る時は自然とニコニコしてた。

テンポよく、笑ったりほっこりしたりなところもありつつ、入れ替わりアクションは見てて面白く、エンタメ的にも楽しめた!
あと、グースたちの使い方に目から鱗でしたw

カマラ、めっちゃ動けるようになってるやんw
ブリー・ラーソン演じるキャプテン・マーベルは好きなので嬉しい。
ただ、「キャプテン・マーベル2」では無いのは少し寂しかった。
でも、この映画のメインは、「能力もあって正義感も強いせいか、マルチタスクを抱え、いつのまにか孤高のヒーローとなったキャプテン・マーベルが、1人で抱え込まずに信頼できる仲間とチームを組む話」という風に考えると、「ザ・マーベルズ」と名前を変えたのも納得かもしれない。

前作よりメッセージ性が前には出てないかもしれないけど、
「最強ヒーローでも、完璧ではない」
「1人で抱え込んで、1人で解決しようとしなくてもいいんだよ!」
「信頼できる人と仲間になるっていいよ!」
…ということが伝わりました笑。

でも、ここら辺をもっと強く打ち出して欲しかったかな〜。。
色々ありすぎて薄れた気がした。


↓ネタバレしつつ感想↓


●三姉妹のワチャワチャが可愛い!
キャロル・モニカ・カマラの3人が三姉妹のようにワチャワチャしてるの良かった!
3人でスイッチングの練習してるの、たまに素で笑ってない?みたいな表情もあって微笑ましかったし。

スイッチングしながら闘うの、目で追うのオオッてなったし、それぞれのパワーの違いとか、それぞれの良さを活かしながらってのが良かった。

キャプテン・マーベルだけで倒せない?ていうところは、スイッチングという状況と、敵がパワーを吸い取るという状況を作ることで、キャプマだけではダメ!というふうに。



●キャプテン・マーベル
最強のヒーロー。そんな彼女の「人間らしい」面が沢山出ててニコニコした。
ブリー・ラーソンの鍛えて仕上がってたスタイルがとてもカッコ良かった!
でも、ジャンプスーツは普段あんな感じにしてるんやねw
あと、私服のセンス…(

一作目で、失った記憶を取り戻し、更に、抑え込まれていた自分の能力に気づき、「あ、私、こんなことも出来るんだ!」と自分を解放した彼女。
その後の行動はあまり語られず、その能力のためか宇宙のあちこちから引っ張りだこ。
それはわかるけど、それでもなぜ彼女は地球に戻らない…マリアやモニカにほぼ会いにこなかったのか…という謎。
それが明かされる。
(ただ、マリアの亡くなる前にちゃんと会いにきてたことはわかってよかった。)

スクラルのこともそうやけど、多分、キャロルは正義感強くて、困ってる人頼られる人がいたら助けたい、と思って飛び回るんだろうな。
でも、完全にオーバーワーク。スクラルも放置気味だし、うまく解決してないものも結構あったんじゃないかな。
あんな強いパワーは彼女しかいないとしても、タスク管理とか、問題整理とか、彼女のガーって突っ走ってしまうのを抑えたり、そういうのをしてもらえる仲間がいたら、もっと良かったのでは、と。そんなことが伺えた。

ただ、多分、キャロルは人との距離をそんな近づけないタイプぽいから、うまく信頼できる相手を見つけられなかったのかもね〜。
…まあでも、悪い人も沢山近づいてくるやろし仕方ないのかな。

そんな彼女が、ようやく自分を出せる相手に出逢えたのが良かったなと。
モニカと話してると、意外とドジっ子なキャロルが出てきて、かわよってなった笑。

あと、水の惑星アラドナでディズニープリンセスみたいになってヤン王子と歌って踊ってるとことかもw
今まで出てこないキャロルが見れたのは楽しかった!

パク・ソジュン演じるヤン王子カッコ良かった!バイリンガル、なるほどw
また出てきたらいいね。
キャロルとお似合いやったし。

ブリー・ラーソンてスキッとしてるし、美人だけどなんかズレてそうなところがあるのが魅力的〜。


●モニカ・ランボー
モニカ、パワーを完全には把握してないし、使いこなせてない感じもする。
今回初めて出来た飛行能力とかもあったけど、使い方次第でめちゃ強くなったりもしそう。
意外とすんなりキャロルと和解。
多分、2人でいたらこんなうまくはいかなかったんやろね。無邪気なカマラがいたからうまくいったんやろう。そこもうまく出来てた。

モニカ宇宙飛んでたけど、呼吸とか大丈夫なん?ガーディアンズとか見てたら心配なるわ。キャロルのパワーを抱えてたから大丈夫てこと??

別アースへ行ってしまったの、どうなるのかな。戻ってきて、キャロルとモニカとワチャワチャしてほしい!
多分、一番しっかり者というか、ツッコミ担当だから笑。彼女が必要だと思う笑。

アメリカ・チャベスのワンパンで見つけてくれんやろか。

テヨナ・パリス、カッコ良かった!
パキッとして聡明そうな雰囲気もある。


●カマラ・カーン(ミズ・マーベル)
カマラ演じるイマン・ヴェラーニは、演じてるというより、もはやカマラはイマンだよねって感じ笑。
推しに会える!な表情がめちゃ良かった笑。

てか、めちゃ動けるし強くなってるやん!
最初、ニック・フューリーとともにクリー人をやっつけるとこカッコ良かった!
終わったあと、フューリーと顔寄せてニコってしてるの可愛い。

キャプマが宇宙飛んでる時に入れ替わらなくて良かったね、、、。

カマラのバングルについて、また一つ解明。
てかさ、ダー・ベンがバングルを両腕つけて消滅した後にすんなり両腕つけちゃうカマラ怖くなかったんかな。
原作では、選ばらた人でないとダー・ベンみたいになってしまうそう。
カマラが、私は選ばれたて話してたけど、なぜその自信が、と。
まあ、カマラはバングルの作用で能力が開花したわけやから、選ばれてるやろとは思うが。
あ、あと、カマラはバングルなくても能力使えてたね!ブルーノの言う通り、バングルの力ではなく、カマラ自身の力なのね。

最後に出てきたカマラ。
MCU、アベンジャーズオタクのイマンが、アベンジャーズの始まりを告げたニック・フューリーと同じセリフをいい、新たなチーム…仲間を集めていくという展開は、なかなか粋だなと思った。
ファンの夢叶えまくりやね笑。
ヤング・アベンジャーズかな?


●ニック・フューリー
このフューリー好き!!
他の映画…特に、シークレット・インベージョンの時とは大違い。
ただ、このフューリーは、キャプマ1の時のフューリーなんよね。
だから、旧友と再会したら、当時のノリになって、「当時のその人」になる現象みたいなことなのかな。
グースにデレデレなのとか、カマラとにっこりしあうとか、カマラ家族に翻弄されてるのとか、そういうの良かった!
脱出方法を思いつくのとか、マジかよ!さすがフューリー!てなったし。


ただ。
ただ、だ。

これで益々シークレット・インベージョン無かったことになりませんかね?て気持ちが高まった笑。
クリースクラルの和平交渉、ドロージ皇帝、てところは、お!とはなったけど。
でも別に見てなくてもいいよねレベル。
フューリー嫁は?
それより、タロスのことは???

てか、地球でスクラル排除の動き出てるのに、ヴァルキリーもしかして地球に連れて行った???大丈夫??
あ、ヴァルキリーやっぱ爆イケやった!

まあ、この一件でクリーも落ち着くやろし、スクラルも他の惑星で暮らせるのかな。。

タロスやマリア・ヒルという好きなキャラをあんな形で失うのなら、いっそ無くても良かったのに…てなってもうた。

や、難民問題とか二枚舌外交とかを考えさせられるテーマ性もあるし、オリヴィア・コールマンが演じるソーニャという見応えあるキャラクターが出てきたのは良かったけど。
ガイアどうすんの問題生まれてもうたし。

なんか、モヤモヤしてしまうところはありましたな。。


●カマラ一家
ほんわか心の安らぎ要素を。
おかんやっぱ存在感強い笑。
おとん可愛い。セイバーの人に年金勧めるてw
てか、あのセイバーの人306歳言うてたけど、中身はスクラル人なのかな??
あと、お兄ちゃん、お嫁さんは??

しかし、家でクリー人が襲ってきて、それを交わしてるの凄いよw


●グースと家族
グースかわよ。
でも、タコ要素が増してたw
てか、キャプマが肩に乗せて飛んでるの可愛いすぎて笑ってもうた!ピカチュウみたい!!

なんかよう食べるし太ってるというのはそういうことか。
てか、あんな気持ち悪い卵みたいなんで産むんや。
そして、大量のモフモフ。
グースの正体を知ってると、めちゃ怖い。
でも、まさか猫ちゃんたちの活躍が、襲いくる敵を丸呑みしたりするだけでなく、あんなことでも活躍するとはw
メーモリー🎵て流れ出して、みんな食べられてくださいというアナウンスと共に、セイバー職員が猫にゃんたちにタコ足で食べられていくという、パニック映画かホラー映画のような映像になってるのは笑ってしまった笑。
確かに、猫放り込む方がカサは減るよね笑。

猫にゃんのお腹は四次元ポケットなんやね。ただ、ちゃんと全員お腹から吐き出してもらったのかな?そこだけ心配や笑。

あの大量のモフモフたちはどうなるんやろ?笑。



●ダー・ベン
彼女の描き方は少し物足りなかったなー。
彼女の行動動機は、なるほど、となった。
クリーの惑星、そんなことになってたとは。
そりゃ、自分たちの種族を守るために…てのはわかる。
まあでも、だからといって他の惑星を滅ぼすようなことをするのはよく無いし、ヴィランだなってなる。
ソー(ラブサン)もそうなんだけど、その動機に同情の余地があり、もっと深みをだせるヴィランをアッサリにしてしまったのはもったいないな〜。
ダー・ベンの強さもイマイチ伝わり辛いし。
彼女はハンマーとバングルの力も大きかったわけだけど。

ロキ演じるトム・ヒドルストンと結婚したゾウイ・アシュトン。
舞台女優さんぽい迫力が。スラッと背が高い。
てか、ロキみたいにひざまづけ!て言うてるのニヤッとしてもうた。
しかし、トムヒと結婚とか凄いな。。。


あと、最後、ダー・ベンとの約束を果たすためにクリーの惑星にある太陽を再び輝かせにいったキャプマ。もっと早く気づいてればね、、、。



●エンドクレジット
X-MENがガッツリいる世界。
あそこはドクストとか今までのマーベルに出てきたアースではなさそう?
マリア・ランボーがヴァイナリー。
てか、マリアがスーパーパワー持ってる世界は結構あるんやな。でも、その世界ではモニカは存在してなさそう。
私たちが見ていた世界のマリアは亡くなってしまって、ラシャーナ・リンチ勿体無いなぁて思ったけど、こんなに別バージョンで出てくるとは笑。さすが007に選ばれただけあるな笑。
でも、よく考えたら、もしマリアが生きてたらもっと老けないとおかしいし、モニカの物語とか、こういう出演の仕方とか、それらを考えるとうまく出来てる気がする。

チャールズ言うてたの、誰が演じる?
てか、ビーストは誰なんだろ。





…とまあ、思うことはあれど、総じて楽しめた!
上映時間も長くなくて、テンポ感も含めて無邪気に楽しめたのも良かった!
ゆかちん

ゆかちん