ゆめたろう

マーベルズのゆめたろうのレビュー・感想・評価

マーベルズ(2023年製作の映画)
2.8
MCUが映画か否か問題は個人的に「否」の立場で、今回はよりその思いが強くなった。というよりもドラマシリーズを鑑賞した前提での物語進行は、もはや嫌悪感さえ募ってしまう。

「ミズ・マーベル」を駆け足で観たのだが、もちろんそれだけでは予習範囲をカバーできず。見知らぬ登場人物の見知らぬ特殊能力の理解の難解さに「なにか見落としていないか」常時疑心を抱き、これが大きなノイズとなってしまう。制作側からまるでファンレベルのチェックを受けているようで非常に居心地が悪い。これはフェーズ4以降躊躇であり、今作が一番強く出ていた印象。

物語自体も細かいところの詰めが甘く、最大のカタルシスを得るであろう場面がドラマシリーズ発のキャラクターのため、ドラマシリーズ未視聴だと明らかな消化不良。アクションもフレッシュさがない。

いろいろとつらい。