RISA

マーベルズのRISAのレビュー・感想・評価

マーベルズ(2023年製作の映画)
4.0
ー MARVEL、新たな幕開け。

アベンジャーズの中でも
トップクラスのパワーをもち、
エネルギーを吸収・発射できる
キャプテンマーベル、

ニック・フューリー率いる宇宙ステーション、
SABERの敏腕エージェントであり、
光や電磁波を操るモニカ・ランボー、

アベンジャーズオタクの高校生で、
祖母から受け継いだバングルによって
エネルギーを発生させるミズ・マーベル、

この3人が物語を動かしていく訳だけど、、
正直言ってしまうと、
この3人にはあまり特別な思い入れはなく
作品自体もさらっと見てしまった感じ笑

ただ、本作で感じたことは
「正義のベクトル」ってなんだろうなと。
少しネタバレになってしまうかもしれないけど
本作のヴィランとなるだろうダー·ベンは、
自分の星の自然を取り戻すために
キャプテン・マーベルに立ち向かっている訳で
彼女の正義のベクトルは間違っていないのよね

実際にキャプテン・マーベルも
彼女なりに宇宙の平和を守るためにとった行動
によって人や星を傷つけていた訳だから
悪気はないにしても悪影響は与えているし。

ただ、この正義を持って戦う者同士の戦いで
決着のつく大きなポイントは、
正義を客観視できたかどうか。かなと。
"正義は、復讐ではない“し、
"正義は、自己満足ではない"のよね。
だから戦いの末に相手を認めることや
許すことも必要だったりする。
だから平和を守るっていう目的の為の
戦いという単なる行動がいつの間にか
戦い自体が目的になってしまっては、
正義が悪に変わってしまうんだよね。

「目的と行動を履き違えてはいけない」
何かの映画で得た知識だけど、
本作ではそれが強く感じられたな〜。

あとは本作で魅力的だったのは
“スイッチ”の演出!!
映像も音楽もすごくわくわくしたし
本作ではキャラクターもタフな女性で
固められているのも今っぽいな〜と、、

加えてあのエンドロールのサプライズね!
(あ、ミズ・マーベルの方のやつ笑)
マーベル好きとしては、
なんだか嬉しいようで
寂しくもあり悲しくもあり、、、

ただもうひとつのエンドロールは
正直この作品で1番テンションが
上がってしまったかもしれない!!
(劇場で思わずヤバって声が漏れたし、
近くの外人さんもoh!と声出してたな笑)

正直、これから公開される
MARVELドラマの「エコー」では
作品同士のの繋がりを求めるよりも
ひとつのキャラクターや物語を
深堀りしたものを目指すって聞いていて
ひと昔前のマーベルの当たり前が
これから展開されていくんだなって
すごく嬉しくも感じたんだけど、、
とはいえこういう思わぬサプライズ
というか作品の繋がりみたいなものも
どうしたって興奮はしてしまうもので。

MARVEL、これからも
作品へのワクワクが続く限り
どこまでもついていきます〜
RISA

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