このレビューはネタバレを含みます
「あ、今度の映画ドラマを観てない観客にも長年のマーベルファンにも目配せしつつ、過去の伏線や人物像を回収しながら次回作への舞台設定を行っといてね。人気のある古参キャラだから、家族の絆とか、昔のキャラとの絡みとかそこら辺も忘れずに。あ、あと新キャラよろしく。もちろん目新しいアクションや見どころも作ってくれるよね？」
こんな無茶苦茶な会議が行われたと想像に易いような要求をまとめて、105分の映画としての形を保っているだけでおかしいのでは？
おかげで、記憶にあるMCU映画の中で1番説明台詞が多く、1番ボスが薄味だった気が。ハラハラもせず最後は自滅で木っ端微塵て。しわくちゃ紫パッチンおじちゃんのしぶとさを見習ってほしい。
膀胱が限界だったのと無駄にしつこい映画は嫌いなので救いではありましたが。
目新しいものはあまり無かったけれど、入れ替わりアクションに繋がる3人での訓練風景はテンポも相まってチーム感憧れを抱かされる。も少し最終戦で練習の成果が分かりやすく出る決めの画があればなお好き。
愛すべき猫映画だったがあのネコたちは、そのうち人に化ける可能性が高いのでしっかり見張っておいた方がいい。多忙な研究員の皆さんには最近とある映画を視聴した自分からのアドバイスを送りたい。
