ガールズパワー炸裂のヒーローアクション映画。
もともとキャプテン・マーベルもミズ・マーベルも大好きで、モニカにも期待していた私にとってはとても幸福な時間が続いた作品。とはいえ、もっともっと素晴らしい作品になったに違いないポテンシャルが潰されたようにも感じるので、そこが消化不良。
キャロルもカマラもモニカもダーベンもグースも、みんな最高で、心から楽しめるユーモアにスカッとするアクション、マーベル映画に必要な要素が十分に備わっていたと感じた。
ただ、全体的に感じたのは、時間の少なさと他作品に類似したカットやアクション振り付けの多用。マーベル・スタジオが観客のニーズを掴めなくなってきているのは事実だけれども、それに焦って空回っていた印象。クアントマニアが長すぎたからといって、本作を短くぎゅっと収めれば良い、という訳ではない。問題は出演者や脚本ではなくて、監督やプロデューサーなのではないかな、と個人的には思う。
