ぼっちザうぉっちゃー

マーベルズのぼっちザうぉっちゃーのネタバレレビュー・内容・結末

マーベルズ(2023年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

MCU久々の快作。

予告で面白そうと思った面白さがそのままシンプルに提供されて満足だった。
入れ替わりという変哲なギミックを用いた小回りの利く面白さがただただ楽しくて、なんだかご長寿アニメの傑作、もしくは珍作の回みたいな、そんなハッピー感。

要因としては、ヴィランの置き物具合と、謎すぎる歌の異文化交流と、全体のシナリオのよく分からなさといい加減さ。
結構複雑で難しい話してるけど、そんなの全く適当にアイデアと3人の面白さだけを推進力に展開する思い切りと愛嬌。まさしく『うる星やつら』の「恋の三角ブラックホール」みたい。
キャロルのビジュも良いし、カマラやモニカとの距離感を女子会のノリで等身大に描いてくれたのも嬉しかった。

そして何より、クライマックスの猫ちゃん大捕食祭みたく、『GotG』の最終作で観たかった感じが少し観られたような気分にもさせられたのが驚きだった。

と珍しく単発の作品として楽しめて、且つ、ミッドとポスト、双方のおまけシーンでいつも以上にアゲてくる。ケイト!!ビースト!?
もうスーパーヒーローが自分だけだと思っているやつなんて、この世界のどこにもいなさそうだ。