2019年の『Captain Marvel』の続編。米国の「ポリコレ」はいったいどこまで行くのか。女性礼賛と各所に配慮する何でもあり感がすごい。全世界の少女たちに夢を与えるということなのだろう。そもそもが米軍女性パイロットがなぞのエネルギーを浴びてスーパーウーマンになっただけなのに、生身のまま宇宙を光よりも早く移動できるし、太陽の中に入って扇風機でも直すかのように太陽を修理してしまう。今回はパキスタン系少女ミズ・マーベルが中心の位置にいて、白人、黒人、アジア人の3女性がチームになり、さらにキャプテン・マーベルの夫は韓流俳優パク・ソジュンである上に、彼が治める惑星アラドナでは、言語が歌なのだということで、完全にインド映画をパロディにしたのだろう、画面全体で歌と踊りを繰り広げるダンスシーンが中間くらいに入っている。あと、どうでもいいけれど、パク・ソジュンとブリー・ラーソンが夫婦として並んだ時に、パク・ソジュンの185cm超えの背の高さがめちゃくちゃ際立って、やっぱり韓流俳優は世界標準だなあと思った。
