Automne

さよなら、私のロンリーのAutomneのレビュー・感想・評価

さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)
4.7
親というかなしみ、親という絶望。周りと違うことが普通であることの諦めのような苦しみ。
想像以上に響いた物語、描き方も含めて好きなシーンが多い。odd(奇妙)なのにじんわりと響く。触れられないことや大人であること、それを受け入れて全うすること、それらすべてがとても孤独で寂しく、心の真ん中に空いたlonelyを埋められるのは他者の愛なのかもしれない。必ずしも血のつながりに固執することなく、愛を愛として家族や友人や恋人の区別なく描いているのが私自身のひとを愛するという概念に似ていてめちゃくちゃ刺さった。ラストシーンが良すぎて頭から離れない。傑作です。

追記…何かと作品の背景が気になってしまうような作品だった。初ミランダ・ジュライだったけど調べたら小説家でミュージシャンでマイク・ミルズの妻でパフォーマンスアーティスト?!?!めちゃくちゃ存在として気になります
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