わたしが居なきゃって ずっとおもってました 欲を持たず役に立つこと そうすることが愛だとおもっていましたし わたしが存在する意味だと捉えていました
ただこの胸の中に 違和感はずっとあって たまたま"世間で一般的な無償の愛なるもの"をみつけてしまって どんどん違和感はおおきくなっていって くるしくなって 愛って何だろうって 泣きたくなって 愛してほしくて やさしく呼んでほしくて
何も与えてもらえないオールド・ドリオと 物ばかり与えられるメラニー 孤独と孤独の出会い
やりたいことをやるなんて 人生になかったオールド・ドリオが 死んでなかった!生きてた!ってわかって マーケットで弾ける様はあまりに切なかったし 不格好な告白は眩しかったし 歪なダンスはとても綺麗だった
両親には愛されなかったけど 自分が誰かを愛してもいいんだって 愛してもらえる人間なんだって そんなラスト なにもない光に溢れた部屋で しあわせになってくれよとおもう ふたりで