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テスラ エジソンが恐れた天才のj3livingのレビュー・感想・評価

2.5
エンタメ映画ではないがある意味エンタメ。

私が子供の頃は偉人といえばエジソン。
というくらい有名で、直流・交流論争を戦ったニコラ・テスラの名前を偉人として聞くことはついぞなかった。その名前を聞いたのは大人になってだいぶ経ってから。
テスラとエジソンのエピソードを目にする毎にエジソンの評価が下がっていったものです。

テスラと言えば何故か都市伝説界隈で有名なお方。
「フィラデルフィア実験」とか「ブラックナイト衛星」とか(映画には出てこないけどね)。

映画「プレステージ」でも見たけれども、例の「世界システム」が実現されていたら、現代社会は全く違うものとなっていただろう、とは思う。
エネルギー問題は緩和されて、今とは違う形だっただろうし、例えばスマホは今より50年以上前に一般化していたかもしれない。
この「世界システム」、世界の利権が絡む問題だし、実現したとしても、まあその分別な問題が起きていたかもしれないけどね。

この映画はそんなテスラの半生をメタ表現てんこ盛りでお届けする。
重要な部分以外に基本的にはロケ撮影はなく、スクリーンに映し出された各地の背景の前で演技をする。
語り部であるJ.P.モルガンの娘アンは視聴者にカメラ目線で語りかける。
エジソンがスマホを操作したり、テスラがマイクを持ってKARAOKEで歌ったりする。

映画というよりは舞台を見てるような感覚でした。
イーサン・ホークとカイル・マクラクラン良いですね。
面白みは…イマイチだったかな。
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