taka

情婦のtakaのレビュー・感想・評価

情婦(1957年製作の映画)
4.5
アガサ・クリスティの小説「検察側の証人」を原作とするリーガルミステリー。

シリアスな法廷劇でありながら所々にちりばめられたウィットに富んだ会話が絶妙です。
一癖あるキャラの老弁護士ウィルフリッド卿の法廷で几帳面に錠剤を並べる様子や、登場人物の心理・性格を重視して事の本質を洞察するあたりはエルキュール・ポアロを彷彿させます。

邦題は賛否両論ありますが、鑑賞後にじわじわくる言い得て妙な良い邦題だと思います。
taka

taka