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情婦のpauhのネタバレレビュー・内容・結末

情婦(1957年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

年代を感じさせない程最初から最後まで夢中になるくらいに面白く、ラストの真実は途中からなんとなく予想は着いたものの関係なしに楽しめました!
法廷サスペンスと絶妙なコメディのバランスも丁度良く、硬すぎず緩すぎず、弁護士と看護婦の思わず笑ってしまうような関係性や意外と笑いを挟む裁判官など重すぎない雰囲気で良かったです。
ただしっかりサスペンスのストーリーは展開に夢中になる程の面白さで、意外な展開の連続にハラハラしたりと、弁護人や証人達の迫力ある演技にも圧倒されました。
ラストの実はクリスティーネの献身的な愛ゆえな真実は、思わず感情移入してしまい涙が出る程でした。
愛する人の為にもしかすると終身刑になるような重罪を犯し、世間から悪人として蔑まれるような役を愛する夫の為に自ら犠牲になるクリスティーネの健気さに一気に持って行かれ、最後は激昂し刺し殺す所まで含め、これまで観た映画の中でも印象に残る程好きな登場人物になりました。
夫の無罪を勝ち取ってからのデレデレな姿も可愛かったです。
これはちょっとズレてるかもしれませんが、最後の真相は他言無用というアナウンスも、まだこの作品を観ぬ人の気持ちを想像しワクワクしてしまうほど、最後の最後まで楽しめました。
最後まで観てクリスティーネが大好きになる、面白い作品でした!
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