このレビューはネタバレを含みます
ジョーカーみたいな現実と妄想(非現実)が入り混じる感じ好き。観ていて胸がモヤモヤするし、不安になるって意味では過去最高。
ジョーカーと比べ続けるのもなんだが、ジョーカーとは反対に、この映画は非現実部分がこっち(オーディエンス、つまり私)の不安を煽る要素だから、現実がめちゃくちゃであるよりも、ある意味では怖かった。てかすごく不安になった。認知症、加齢と共に誰にでも起こりうるけど、正常なこっち側(あまり良くない言葉の選択か？)からすると理解が及ばない”別世界”にいるからどうしても不気味に感じちゃうな。同時にこんな世界で生きていくのはすごく大変で辛いだろうなと思うと、悲しくなる。ラスト悲しすぎて観ていられない。歳をとって記憶を失っていくの怖すぎる。恐らくそれが安全に生きる私が本当に怖いと感じる数少ないものの一つだって認識できた。
I feel that I’m losing all my leaves.
